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加熱したら大丈夫?フグ毒の危険性

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「加熱したら大丈夫?フグ毒の危険性」

フグの毒というと猛毒と知られているテトロドトキシンですよね。

このテトロドトキシンですが、非常に複雑な構造をしているようで、フグが解禁されて100年余りたった今でも、解毒の方法が見つかっていないほどなのです。

そんなフグですが、昔の人は鍋にして茄子と一緒に食していたのです。

茄子?と思う人も多いかもしれませんが、昔の人は熱で処理をして茄子と一緒に食べる事でフグの毒が分解されると考えていたようなのです。

その方法が、本当に効果があったかどおかはわかりませんが、効果があったのならば現在でもフグを食べる際に効果のある方法として採用されているはずですので、効果は無かったのでしょう。

そんなテトロドトキシンですが、加熱をすると大丈夫という人がまれにいらっしゃいます。

本当に過熱をしたら大丈夫なのでしょうか。

今回は、加熱する事でテトロドトキシンを多く含むフグの内臓などを食すことができるようになるのかという事をご紹介いたします。

加熱が良いとされている理由

加熱する事でフグの毒が無毒になると考えられているのには、肝を加熱した際にあたらなかったというのが一つの理由の様です。

最近ではあまり聞かなくなりましたが、数年前まではフグ料理屋に行きフグの肝を食べさせてほしいとしつこく頼み込む客が多かったようです。

更には、自分で釣っていたフグを素人調理し肝を食べるという強者まで居たようです。

そんな人たちの言い分としては、人はあたるが自分はしっかり加熱をするから大丈夫だとか、良くわからない事を言っていました。

自分は大丈夫、自分は加熱するから、そんな事でフグの毒が無毒化するのならば、フグの食べられない部分なんて存在しません。

あたらなかったのは100%たまたま。

良く言えば、運がよかっただけで、決してその人の食べ方が正しかったからではありません。

そんな人たちが、自分がたまたまあたらなかった時の事をさも自分の加熱方法が正しかったからの様に人に話をして、フグの毒はしっかりと過熱をしたら無毒化するという勘違いを招いたのです。

その他にも、確かにウナギやシイラなどに代表される様に過熱をしたら無毒化される毒という物があります。

その様な生き物と比較して、毒のある生き物は加熱する事で毒が毒ではなくなるという考えに至ったともいえるのです。

本当に無毒化されるのか

はっきり言と言います。

フグの毒であるテトロドトキシンは加熱をしても、全く無毒にはなりません。

こんな事を言うと自分は大丈夫だったんだ、という声が聞こえてきそうですが、それは先ほどもお話したようにたまたまです。

これはしっかりと研究もされているのですが、およそ300℃の温度で熱しても一切テトロドトキシンはその性質を変えないのです。

その為加熱する事で食べられるようになるという様な事実は一切なく、食べてたまたま大丈夫だった人たちの勘違いだと言えます。

そんな勘違いを真に受けて加熱をしたら大丈夫だと思って食べないようにしましょう。

本当に大変な事になってしまいますよ。

テトロドトキシンは本当に厄介

テトロドトキシンにはいまだに解毒方法が発見されていません。

その為、もしも間違えた知識を信用してフグの肝や卵巣を食してしまうとどのような事になるかはここまで読んでいただいた方ならばもうお分かりですよね。

テトロドトキシンはおよそ1㎎の量で人間を絶命させてしまうほどの強い毒素があります。

そんな強力なテトロドトキシンを誤って経口摂取してしまった場合には、胃の洗浄や吐き出す事で一命をとりとめる事ができる事があります。

これは、テトロドトキシンの性質として、細胞組織を破壊するのではなく、麻痺させるだけの効果でしかない為です。

しかし、だからと言ってテトロドトキシンを接収しないようにしてくださいね。

テトロドトキシンの初期症状は嘔吐なのですが、その症状が重篤化するにつれて呼吸困難や呼吸停止などの症状が表れます。

このような状態になってしまっては自発的にテトロドトキシンを排出する事はできませんし、人工呼吸をする事で理論的には助かるそうなのですが、現実的には人工呼吸で助かることは非常に難しいという研究結果もありますので、本当に危険な毒なのです。

また、もしも素人調理でフグを食した後に嘔吐などの症状が現れた際には、すぐに救急車を呼びましょう。

中には少し様子を見てからという方も居らっしゃいますが、できるだけ早く医療機関を受診する事が助かるための必須条件です。

重篤化してしまっては助かる確率は勿論低下してしまうので、救急車を待てないような様子の時には急いで自家用車で病院へ向かうのも良いでしょう。

その際は一度病院へ電話をしてから向かうと優先的に診察してもらう事ができます。

しかし、一番は摂取しない事が一番です。

ですから、食べてはいけない部位を食べないようにし、素人調理も絶対にしないようにする事が一番でしょう。

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