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フグを取り上げた落語

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日本の食文化の中でも、長い歴史を持つフグ料理ですが、現在では日本食を代表する料理とされていますので、かなり高級なイメージがありますよね。

しかし、そんなフグですが高級なイメージとは別に、テトロドトキシンという強力な毒を体内に保有している為に、海外からはおいしいというようなイメージよりも危険な魚だというイメージが強いようです。

そんなフグを食す日本人は、本当にクレイジーだと思っている外国人も多い様で、フグのイメージはその国や、人によってさまざまな物があります。

というのも、私も最近はフグについて、昔よりも多くの知識を持ってしまった為に釣りに出かけて、フグを触るというのが少し怖いとさえ思えてしまいます。

そんなフグですが、古くから日本では食べられていたという歴史がある為か、俳句などにも度々登場しています。

そこで今回は、フグが登場する日本の文化とでも言える落語について少しご紹介します。

フグの毒による死亡事故が多かった時代に生まれた落語

基本的に落語というのは、その時代の時代背景を面白おかしく、話をするものです。

そんなフグに関する落語は、大正時代に生まれています。

これは、豊臣の時代から日清戦争が終結するまでは、フグ食に関して禁止令が敷かれていましたので、フグにあたって死亡するとう方も少なかったのですが、明治から大正に時代が移り、フグ食という物が復活し、日本の食を代表していくにつれて、フグによって死亡する方が増えてきました。

それには、現代のようなフグ免許の制度がなかったことがあげられるのです。

その当時は本当に、危険な魚と思われていたため、おそらく日本に住んでいるという人の中にも現代の日本人を見る外国人のような目でフグを食べる人を見ていたという人も多かったのではないでしょうか。

そのような時代背景もあり、古代落語がフグの事を取り上げます。

その落語の題名が「河豚鍋」です。

この「河豚鍋」という落語は知る人ぞ知る落語と言われていますので、この落語を知っている人というのは、意外に通なのかなと思います。

そんな「河豚鍋」は先にお話ししたような、フグ毒による死亡事故が多かったことが時代背景にありますので、そのような時代背景の説明から始まる落語なのです。

「河豚鍋」ってどんな話?

知る人ぞ知る河豚鍋という落語ですが、どのような話なのかなと、思っている方も少なくはないですよね。

そこで少々河豚鍋についてご紹介してみましょう。

この河豚鍋は久しぶりに家に訪ねてきた客人をもてなすために、ある男の妻が酒と鍋を用意するのですが、実はここで用意されている鍋というのが河豚鍋です。

この時代は、フグは死亡事故が多かった魚であるため、男も客人も怖がってなかなか手を付けようとしないのです。

そんな時男の家に、ちょうどいいタイミングで物乞いが「お余りを、お余りを」と言ってやってきます。

そこで物乞いが食べてなんともなかったら、自分たちも食べる事が大丈夫だという事で、物乞いに毒見をさせるわけです。

そうとは知らない物乞いは河豚鍋を持って歩いていきます。

その後を客人がつけていき様子をうかがっていたところ、河豚鍋を綺麗に食べてしまった物乞いが気持ちよさそうに昼寝をしていました。

その為家に戻り男へその様子を報告し、安どした男と客人は、河豚鍋を食べるのです。

河豚鍋の美味しさに驚いた二人は競い合うように雑炊まで作って食べるのですが、そんな折先ほどの物乞いが表れて「もう全て召し上がられましたか?」と聞くのです。

そこで二人は「もうすっかり食べてしまったよ」と返すのです。

そうすると、物乞いは「そうですか、それなら私は今からゆっくり食べますね」と言って去っていくのでした。

というように、物乞いに毒見をさせるつもりが、さすがの物乞いもフグは怖かったため、河豚鍋をくれた男たちが大丈夫であれば、食べようと考えていたのでしょう。

現代は安全に食べられることに感謝

現代人は、フグ免許の制度のおかげで安全にそして、安心してフグを食べることができます。

私も、フグは大好きなのですが、弾力のあるフグ刺しを美味しく食べる事ができなかった時代もあったわけですから、その時代に比べると本当に幸せだなと思うのです。

しかしそんな、安全委食べることができる現代でも、フグを自分で捌き食べるという方が少なくはありません。

その為実は現代でも、少なからずフグの毒にあたってしまい命を危険にさらしてしまう人が後を絶たないのも事実です。

そのような人にこそこの河豚鍋という落語を聞いてフグの毒の怖さを改めて知ってほしいと思うのです。

危険性を知る事で、その危険性を回避できていることがどんなにありがたい物なのかという事を実感できることでしょう。

今後もフグが安全にいつまでも美味しく食べることができるように、しっかりと免許を持った職人が捌いたフグを食べるようにしましょう。

あまりにも、危険な事をしていると、また河豚が禁止されてしまう世の中になってしまうかもしれません。

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