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ふぐは臆病な魚

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ふぐは臆病な魚

猛毒を持つ事で有名なふぐですが、このふぐは日本では日本の料理を代表するふぐ料理の大切な食材として有名です。

そんなふぐは、多くの国や人々から猛毒のテトロドトキシンを体内に蓄積している事でも有名ですし、歴史上の人物たちもこのふぐが持つテトロドトキシンに大変な恐怖を覚えていた様です。

それは、過去にふぐを食すことすら禁止していたという歴史や、俳人たちの俳句などからもうかがい知る事ができます。

また、ふぐ鍋はとても美味しいとされていましたが、ふぐ鍋を当時は家庭で作っていたためこのふぐ鍋も現代とは違いとても恐怖されながら食されていたようです。

そのような情景が落語の世界にも残っているように、大変人々に愛されもしましたが、その反面恐怖されてきた歴史を持っているのがふぐなのです。

しかし、そんな人間を恐怖させるような毒を体内に保有しているにも関わらず、ふぐという魚はとても臆病だと言われているのですが、本当にふぐは臆病な魚なのでしょうか。

ふぐが臆病と聞くと、猛毒を持つ生物を捕食して体内へ蓄積するふぐは人間よりもすごい存在だと思っている方も少なくはないでしょう。

今回はそんなふぐの臆病さについてご紹介いたします。

ふぐが人々から怖がられていたのはなぜ?

そもそもふぐが人々から怖がられていたのはなぜでしょうか。

それは冒頭でもお話ししたように、猛毒であるテトロドトキシンの存在です。

テトロドトキシンの存在と言っても、実際にふぐ食を禁止していた時代の日本にテトロドトキシンの存在は知られていないはずですから、おそらくふぐを食べたら死ぬという事実からでしょう。

というのも、ふぐ毒であるテトロドトキシンには現代の医学をもってしても、解毒剤の存在が発見されておらず、胃の洗浄をするにとどまっているのです。

そんな、テトロドトキシンですから過去の日本ではどうしても無くなってしまう人の方が多かったのです。

ですからふぐは危険な魚だという認識が強く「キタマクラ」「てっぽう」などという名前で呼ぶ地域が多いようです。

ふぐの臆病な行動は

危険なふぐで、人々が恐れていたふぐも実は臆病なのだというお話を

冒頭でしましたよね。

ふぐが恐れられていた理由はテトロドトキシンのせいだと前述したのですが、ふぐが臆病だと言われる理由はどのような部分からなのでしょう。

それは、ふぐが砂に潜るという習性を持っている魚だという部分なのです。

どのような事かというと、ふぐの王様として知られるとらふぐもヒガンふぐのどのふぐを始めとした多くのふぐには砂の中に潜るという習性があります。

このふぐの行動の事を、潜砂行動というのですがこの行動のそのものがふぐの臆病さを彷彿とさせる行動だと言えるのです。

しかし科学的な根拠があるかと言われると、そのような報告は何もないのですが、ふぐが砂に潜った際に取る行動がそもそも臆病そのものだと言えるでしょう。

砂に潜ったふぐが行う行動が、臆病そのものだといいましたが、ふぐは砂に潜った際に睡眠をとるのです。

他の魚などは海藻や岩の隙間などに隠れて眠るとされている為、外敵の攻撃という物は眠っている間に受けてしまう事になってしまいます。

しかし砂の中に隠れて眠るという事は、外敵からの攻撃を受ける心配が無く、リラックスができるといえます。

確かに言い方を変えると、頭のいい行動だと言えるのですが、砂に潜らないとリラックスができないという事はそれだけ臆病なのだと言えるのではないでしょうか。

また、基本的に外敵から身を守る為に毒を持つ生物というのは基本的に臆病だと言われています。

例えば、外敵から身を守る為に毒を持っている生物の代表として、蛇が居ますよね。

この蛇たちも最初は驚いて逃げます。

しかし、相手がどうしても危害を加えている場合において噛むという様な行動を問うのです。

これは毒を使う事で外敵の戦意を削ぐと言う狙いと、相手に毒があるから近寄るなというアピールなのですが、ライオンやとらの様に戦う事ができないために毒に頼るという行動を取るのですから、結果的には毒を持つ生物は臆病がゆえに毒を保有していると言えるでしょう。

これをふぐに置き換えてみると、ふぐは捕食するためには毒を使いませんから、やはり毒があるから食べるなというアピールをしているのです。

ですから、戦いたくないから毒に頼っているという様な解釈ができる為、ふぐはやはり臆病だと言えるでしょう。

臆病なふぐを怖がる人々

このように臆病がゆえに毒を持っているふぐなのですが、その毒ゆえに人々には古くから恐れられていたという事を知ると、ふぐの作戦勝ちの様な気がしませんか。

というのも、ふぐを食べないのは人間だけではありません。

釣り人が捨てているふぐをたまに見かけるのですが、そのふぐを食べようとする猫は見かけません。

ですから、動物界の中にもふぐには毒があって危険だという事が認知されているのでしょう。

そんな動物ですら危険視をしている臆病なふぐですから釣り人の方達も自分で調理をするという事はしない様にしましょうね。

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