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ふぐには毒の無い種類もいる?

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皆さんはふぐにどんな印象を持っているでしょうか。

淡泊で美味しい魚だという印象でしょうか。

おそらく普通にふぐを食べている人は、ふぐは美味しいという印象があるでしょう。

しかし一般的に歯ふぐにはもう毒があり危険な魚だというのが強い印象で危険だという人も多いですよね。

そんなフグですから基本的に素人が個人で調理するとフグの毒にあたってしまうため中には命を落としてしまう事になってしまいます。

ですが中にはふぐの肝を食べてもなんともなかったという人が居るのですが、これはなぜなのでしょうか。

ふぐの肝はふぐの体の中でもとにかく危険な部分だと言われており、そんな肝を食べても平気なテトロドトキシンに耐性のある人が本当に要るのでしょうか?

今回はそんなふぐの毒の不思議についてお話します。

ふぐには毒の無い種類が居る

ふぐには毒があるというのは世界的に常識のように浸透している事実です。

ですが中には毒の無いとされているふぐもいるのです。

その1つがカナトふぐです。

カナトふぐは嵯峨などでは普通にスーパーにも並んでいたりと、シラスなどと一緒にパックに入った状態で販売されていることもあるようです。

稀に釣りのYouTube動画にも登場する事もある最近では少し有名なふぐの仲間です。

このカナトふぐですが、厚生労働省の資料でも基本的に毒が無いように記述されています。

ですが中にはカナトふぐでも毒がある可能性があるとする人々も多くいるようですが、官とふぐには毒が無いという事は結構有名だったりします。

しかしカナトふぐだと思って食べたフグに毒があったという話は多く、カナトふぐには毒があると言っている人の中にはこの毒ありのふぐの事を言っている可能性もあります。

カナトふぐによく似た毒のあるふぐとは?

カナトふぐによく似ているふぐに毒サバふぐと言う種類が居ます。

おそらく皆さんが想像しているトラふぐやマふぐなどは毒はあるけれどどの部分かを除去すると食べる事ができるふぐですよね。

しかしこの毒サバふぐには食べられる部分が一切なく、全ての部分が有毒です。

見た目もよく似ているため、素人目には同じふぐに見えてしまうため、カナトふぐだと思って食べた人がふぐ毒の中毒により救急搬送されるという事があります。

ふぐの肝を食べても大丈夫なのはなぜ?

ふぐの仲間には完全に全個体無毒のふぐは珍しいですがカナトふぐの様な無毒のふぐも存在しています。

しかし料亭や自分で捌いてふぐの肝を食べたと言っている人はこのカナトふぐの肝ではなく、ある有名なふぐの肝を食べて居るに違いありません。

それがとらふぐです。

とらふぐの内臓にはかなりのテトロドトキシンが含まれているため多くの内臓が猛毒です。

そんな中でも肝臓である肝には多くのテトロドトキシンが蓄積されているため、とらふぐの肝を食べるなんてまず考えられないでしょう。

しかしとらふぐの肝は古くから美味しいと言われており、食べて命を落とした美食家も少なくはありません。

そんなとらふぐの肝を食べて何もないという事はおそらく考えられないという人も多いでしょうが、実はそんなに不思議な事でもありません。

というのも、ふぐの毒だと言われているテトロドトキシンはふぐの体内で生成される毒ではありません。

テトロドトキシンはふぐが捕食している生物の体内で生成されている毒であり、その毒の多くは微生物などが作り出す毒なのです。

そのため毒を持っている生物を沢山捕食したフグや、毒を持っている生物が多い海域でspだったふぐは同じふぐだと思えないほど猛毒なふぐになってしまう事があります。

しかし逆に毒を持っている生物もあまり食べないふぐや毒を持っている生物が少ない海域のふぐは有毒化していない場合もあり、ふぐの中には海域で食べられないふぐも少なくはありません。

そのため同じ種類のふぐであったとしても体内に保有しているテトロドトキシンの量にはばらつきがあり、中には全くテトロドトキシンを含んでいない個体もいます。

ふぐの肝を食べたという人達はおそらくたまたま毒の少ない個体のふぐを食べたのでしょう。

そのため次にふぐの肝を食べる時にはおそらく重篤化してしまうでしょう。

ふぐの毒は油断した時にこそ大変な目にあってしまうのですから。

絶対に食べてはいけないふぐの肝

ふぐの肝は絶対に食べてはいけません。

その理由はふぐの体内でも特別に毒素が多い猛毒な部分だからです。

特にふぐの肝1gで人を死に至らしめる可能性もあると言われていますし、もし沢山食べてしまうと絶対に助かりません。

またふぐの肝を食べたいからとお店に懇願する人も居ますが、その様な事をしてもしもふぐの毒にあたってしまった場合にはお店が責任を取ることになりますので、一人の欲求のせいで迷惑をかけてしまう事になります。

また裏メニューとしてふぐの肝を提供しているお店もありますので、その様な場合には注文をしないようにしましょう。

ふぐの毒は本当に危険ですのでふぐを食べる際には必要以上に警戒する事も大切かもしれませんね。

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