ふぐと言えば多くの美食家や食通に人気のある食材であり、人気の料理ですよね。
ですがふぐの体内には猛毒で知られるテトロドトキシンが含まれており、ふぐ食の文化を確立するまでに多くの人の命が犠牲になってきました。
そんなふぐですが、てっさなどに毒が残っているとピリッとしていることが多く、中にはそのピリピリが美味しいという自称食通がいるようです。
ですが実はこの食べ方はとても危険な食べ方であり、オススメできない食べ方だといえるのです。
そんな危険な食べ方を危険だと知らなければ、美味しいのだと勘違いをしてしまい勧められた食べ方をしてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで自称食通が進めるピリピリがどのように危険なのかという事をご紹介します。
□ふぐを食べてピリピリは毒が残っているサイン
食通がよく言う「口に入れた時のピリピリが美味しい」というものですが、このピリピリした感じはテトロドトキシンがふぐの身に残っているサインなのです。
このピリピリした感じのままでふぐを食べ続けると、テトロドトキシンによる中毒症状が出てしまう可能性があり、とても危険だといえるでしょう。
なぜ口に入れた時にピリピリした感じがあるのかというと、ふぐの毒は神経毒であり麻痺が出る事により呼吸困難などの重篤な症状が出て、窒息死へとつながっていくのですが、このピリピリした感じはまさに、ふぐの身に残っているテトロドトキシンによって舌が少ししびれているという状況になってしまっているのです。
という事はこのピリッとした感じが続くと本当に危険だといえますよね。
□ふぐの毒の致死量は?
ふぐの毒が残った状態でピリピリとしたままの状態で、食べ続けていると危険なのですが、どれくらいの量を食べると危険なのでしょうか。
ふぐの致死量はざっくり計算して青酸カリの1000分の1量になります。
もっと分かり易く言えば、ふぐの肝を10gで死に至る可能性があるのです。
そのことからわかるのは、本当に少量で死に至るという事です。
そのため、ピリピリした状態で食べていると本当に、あっという間に致死量に至ってしまうため、危険なのです。
ふぐの毒は、自然界でも上位に入るほどの猛毒であり、本当に死んでしまう可能性はあるといえるのです。
□ふぐの毒にあたったらどのような治療が必要?
ふぐの毒にあたってしまうと、基本的に解毒剤はありません。
そのため病院に搬送されても応急処置しかしてもらうことができません。
どのような応急処置かというと、ふぐの毒による症状は上述したように麻痺による窒息死になりますので、窒息をしないように人工呼吸器による呼吸の確保を行い、毒が排出されるのを待つというものです。
さらに胃の中にふぐが入った状態では治療中も体内の毒の濃度が上がってしまうために、それを防ぐための胃の洗浄をする事になります。
この二つの応急処置を行い、本人の運と回復力に頼る応急処置がメインなのです。
そのため病院に搬送をされたとしても命を落とす可能性もあるのです。
ですから本当にふぐの毒であるテトロドトキシンは危険であり、警戒をする必要がある毒だといえるでしょう。
昔は人工呼吸器などがありませんでしたので、土の中に胸付近まで埋めていたようです。
これは民間療法ではありますが、横隔膜が圧迫され細くではありますが、呼吸を確保できるようにする目的があったといわれています。
このように昔からふぐの毒にあたると呼吸を確保することが一番大事だとされていたのではないでしょうか。
□ふぐは安全第一
ふぐの毒が危険な物であり、ふぐを食べる際にピリピリした感じがあると危険だという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。
特にピリピリした感じがあるような場合には、自分で捌いた物の可能性がありますので、危険極まりないといえるでしょう。
ふぐはそもそも安全に安心して食べる事が大切ですので、危険な食べ方をすすめられても絶対にしないようにしましょう。
また安全なふぐは市場や料亭、お店にもはんばいされています。
しかし販売されている場所まで行くことが難しいという方も少なくはないですよね。
そんな人にオススメ購入方法がお取り寄せと言うものでスマホや電話から注文が可能で、自宅にいながらふぐを手に入れることができますので、とても簡単です
注意点としては、注文をしてから届くまでに少し時間が掛かりますので、必要になる日より少し前に注文をしておくようにしましょう。
基本的に届いてから1週間は冷凍での保存がききますので、少しくらい早めに注文をしていても問題はないといえるでしょう。
お取り寄せであれば、間違いなくプロのふぐ調理師が捌いたふぐが届きますので、間違いなく安心して食べる事ができますのでオススメです。
もしも自宅でふぐをゆっくりと食べてみたいという方も是非お取り寄せを利用してみてはいかがでしょうか。
お取り寄せを利用して、ピリッとしたふぐではなく安全なふぐを食べるようにしてくださいね。