皆さんはふぐと聞くとどんなイメージを持つでしょうか?
危険な魚?可愛い魚?どんなイメージですか?
基本的に毒があって危険だからフグは嫌いという人はあまりいないのではないでしょう。
ふぐは淡泊で上品な味だという人がおそらく多く、ふぐを食べるためにわざわざ本場の下関などに訪れて食べるという人も少なくはないでしょう。
しかし海外からは日本人がめちゃくちゃふぐ好きだと言われているようですが、その理由は何なのでしょうか。
今回はそんな日本がふぐが好きだというイメージがついてしまっている理由を少しご紹介します。
日本人はふぐ好きだと言われる理由
そもそも海外から「日本人はふぐが本当に好きなのだな」と言われて言い返してしまうという人は珍しいですよね。
別にふぐが好きな民族で何がダメなの?と思いますし、恥ずかしい事でもなんでもありません。
そのため誰も何も思っていないでしょうし、むしろそのイメージを武器に海外からの旅行客にふぐを販売するなんて発想もありますよね。
そもそも世界的に見てふぐを食べる国は沢山ありますが、安全に食べる事ができるのは日本だけです。
そう考えると日本のふぐ食文化のレベルは高く、そこまで昇華している日本人は本当にふぐが好きなのね?と思われても何にも不思議ではないでしょう。
また日本のふぐの安全性を知った海外の人の中にもふぐが好きになる人も少なくはなく、日本のふぐ食文化は今や世界中に広まっています。
そんな中日本人がふぐを大好きだと言われている理由は、やはり猛毒を持っているふぐをわざわざ除毒して食べている点ではないでしょうか。
基本的に海外ではそこまでして食べる人はいなかったようで、多くの国でふぐを食べる事を禁止しているほどです。
ですから海外からは日本人はクレイジーな民族だというイメージがあるようで、そのイメージから日本人はふぐを沢山食べているというイメージが大きくなっているようです。
ふぐ食を可能にしているのは日本人の勤勉さ
ふぐ食を継続する上で安全と言うイメージは絶対に外すことはできませんよね。
しかし周りの国を見渡すとふぐを食べていても、え?そんな環境で販売しているの?という状況の国もあります。
ある国では日本の様にふぐを販売していますし、自宅でふぐを食べるという国があります。
ふぐを取り扱うための免許制度は取り入れられていますが、管理がざるであるため親戚の免許を使用して販売していたり、亡くなった親の免許で営業しているという状態です。
しかもふぐの内臓が処理されていない状況で販売されていますので、食べる人は自分でふぐを調理するという何を規制しているのかわからない状況の國科あります。
しかし日本ではまずそのような状況はなく、しっかりと除毒して提供されますし、除毒後の有毒部位についても適切に処理され完全に安全な状態を提要しています。
この日本のふぐ食文化を支えている物は日本人の勤勉さであり真面目さですよね。
勿論手先が器用だという事もあるかもしれませんが、手先が器用でもルールをしっかりと守れないのであればふぐは危険な魚の代名詞になっていたでしょう。
現在日本でふぐが手べることができるのは、現在ふぐの流通にかかわっている全ての人と先人たちのおかげだと言えるでしょう。
日本でもフグの中毒被害はある?
安全第一でふぐを提供している日本国内であってもふぐの毒による被害はあります。
その理由は二つあり、一つ目は素人による調理が理由です。
素人とはふぐ調理師免許を持っていない人の事を指しますが、多いのが釣り人のふぐ被害です。
ふぐは非常に身近な魚であり、海に行けばとりあえず釣ることも可能です。
そのため釣り人の中にはフグを釣って自分で食べる人も多くいます。
しかしふぐの毒の処理は素人には難しく、自分で捌いたふぐの毒にあたってしまう人も少なくはありません。
ふぐの食中毒被害のもう一つの理由はというと、提供しているお店での悪質な提供です。
殆どのお店ではふぐの有毒部分は提供してはいけないと定められているため、提供はしていません。
しかし中にはフグの肝などの有毒部分を裏メニューとして提供している悪徳なお店も存在しています。
特に摘発されるのは大手のふぐ専門店などが多いイメージですが中には個人のお店でも起こっているようです。
なぜふぐの肝を裏メニューとして販売するのか?というと、昔からふぐの肝は珍味として非常に人気のある部位であり、危険な部位だからこそ背徳感も混ざって美味しいと言われています。
そのため多くのふぐファンが一度は食べてみたいと思うようで、裏メニューに置く事でこっそりと提供して、廃棄するべき部分まで簡単に収益につなげる事ができてしまうのです。
ですがフグは安全に食べてこそ美味しいくまた食べたいと思う魚ですので、そんな危険な物を口にしないようにしましょう。
危険なふぐの部位を食べる日本人は日本人からもクレイジーだと思われてしまうかもしれませんよ。