日本でふぐと言えば高級な食材とされていますよね。
そんなふぐは日本では古くは縄文時代からたべられてきた魚であり、現代でも人気のある美味しい魚です。
中にはふぐの何がそんなにとりこにさせるのかと思う人もいるようですが、淡泊な味と独特な食感がなんとも言えないという方は多いようです。
そんなふぐですが、ふぐを食べる国は日本だけだと思われがちなので、海外からの旅行客の中には、日本に来てふぐを食べるという目的の人もいるようですし、わざわざふぐを食べる日本人は少しおかしいという外国人もいるようです。
しかし実は日本ばかりがふぐを食べているわけではなく、世界的に見て日本がふぐを食べる国として有名なためにふぐと言えば日本というイメージがついているだけの様です。
そこで日本のほかにどのような国でふぐが食べられているのか今回はご紹介します。
□日本同様にふぐを生で食べる国
刺身というと、日本固有の食べ方で海外では生の魚は食べないと思いがちですよね。
しかし実は日本以外にも、生でふぐを食べる国があるとご存じでしょうか。
その国はというと、韓国なのです。
韓国は日本と関りが深い国ですから、当時の影響で生の魚を食べるようになった可能性は非常に高く、何となく納得ができる部分もあります。
しかし日本のように薬味を付けてポン酢でという形の食べ方ではなく、韓国風の焼肉の様に野菜に巻いて食べられているようです。
確かに生のふぐではありますが、お国が違えば食べ方も全然違ったものになるようです。
実は韓国では、最近までふぐ食が禁止されていたのですが、養殖のふぐに限っては解禁されたため、ふぐの消費が増えているのです。
養殖ふぐ限定での解禁になった背景には、養殖ふぐならば毒のないふぐが作れるという理由からの様ですが、この理由結構危険な発想ですよね。
ふぐ食の文化が長い日本でも、養殖ふぐも毒のあるふぐと同様に扱っているわけですし、養殖だからといって100%無毒だという事はほぼほぼないでしょう。
大きな事件が起こらないならいいですが、ちょっと心配ですね。
もしも韓国でふぐを食べてみたいと思っている方がいるようであれば自己責任でお願いします。
というのも、天然物と養殖物を区別して食べたら大丈夫だという考えは、危険だという意識が日本よりは引くいはずですので、もしかしたらずさんな調理が行われている可能せいがあります。
そうすると解禁直後はよくても、十年経ち二十年経ちとするにつれてふぐによる事故が起こる可能性はゼロではないと言えるのです。
□中国ではふぐは食べないの?
アジアの何でも食材にしていそうなイメージの国というと中国ですよね。
河豚という漢字ができたのも中国ですし、中国はふぐを食べているはずだ!と思う人も多いですよね。
河豚という字がふぐと読まれるようになった国中国では基本的にふぐは食べないようです。
食べないというよりは、中国全土では今は食べなくなったという方が良いかもしれません。
元々中国の川にいたふぐを河豚と名付けたのが河豚の始まりだとされていますが、最近では中国の川は汚れてしまい、誰も食べなくなったようです。
また中国の国土のわずかな部分しか海に面していないため、とらふぐなどの海に生息しているふぐを手に入れる事が日本や韓国よりも困難を極めているようです。
そのためか元々はあったふぐ食の文化が、現代ではなくなってしまったという方がいいかもしれませんね。
□ふぐを食べるなら日本が間違いない
韓国のほかにもアジアの国にはふぐを食べる国がまだまだあります。
しかそのほとんどが、調理に関する制度の甘さや、流通に関する制度の甘さがあります。
そのため、中には親戚や家族の取り扱い許可証を使っている国もあるようです。
そのような状況を見ていると、やはり日本人は勤勉だなと思えます。
真面目にふぐと向き合っているからこそ、ふぐの扱いが丁寧であり、安全にはしっかりと配慮し提供してくれるのです。
このように他のふぐ食文化のある国と比べると日本のふぐ食文化がいかに安全な物なのかという事がわかるはずです。
安全だからこそふぐを心行くまで堪能し幸せな気分になれるのです。
そう考えるとやはりふぐを食べる際には日本で食べた方が安全ですし間違いはないと言えるでしょう。
□自宅でもふぐは食べられる?
ふぐはお店でしか食べる事が出来ないと思っている人はまだまだ多いのではないでしょうか?
確かに、ふぐはふぐ調理師が調理した物しか食べる事はできませんので、お店で食べるが正解かもしれません。
しかし最近は流通の拡大により、ふぐを自宅で食べる事ができるようになりました。
それがふぐのお取り寄せなのですが、自宅にいてもカフェからでもスマホがあればいつでも利用が可能です。
頼んだら後は自宅に届くのを待つばかりですので、料亭まで行く移動もいりませんし、ラストオーダーを気にする必要もなくゆっくりと自分のペースでふぐを楽しむ事ができるのでとってもオススメです。