ふぐと聞くと非常に高級な魚であり、淡泊な味わいの美味しい魚です。
そんなふぐは現在日本を代表する日本食の一つとしても海外から注目を浴びています。
特に海外からふぐを食べに来たという人も居るくらい最近ではふぐを食べる事ができる国として知られている日本ですが、少し前までは毒のある魚を食べるちょっとおかしな国と思われていたようです。
そんな日本においても、ふぐの身や白子、皮を食べるのは普通の事なので誰も不思議には思っていませんが、中には肝を食べるという人も多いようで、同じ日本人としても少々クレイジーだなと思ってしまうほどです。
そんなふぐの肝ですが現在の日本では流通が禁止されていますし、食べてはいけない部分とされていますので、肝を食べるという事は基本的に釣り上げて自分で捌かないとできないのでは？と思っていたのですが、ネットではまことしやかに吸収地方でふぐの肝が食べる事ができると言われています。
そこで今回は九州で食べる事のできるふぐの肝の噂の真相についてご紹介します。
□ふぐの肝が食べられる場所とは？
ふぐの肝が食べられるとされている九州のとある県それは、タイトルを見ていただいていればお分かりかと思いますが、そう大分県なのです。
ふぐの肝を食べようと観光にしていたのは佐賀県でしたが、大分ふぐが食べられるという噂が流れているという事は、また日本中の人から九州は危険だと思われてしまいそうですね。
ネットの口コミによると、大分のふぐは肝まで食べても大丈夫だと言われふぐ専門店でふぐの肝を食べたと言われているようで、ふぐの肝を提供しているお店が存在しているように書かれています。
国としても食べないように呼び掛けているふぐの肝を提供しているとなると少し危険なにおいもしますが、実は大分県では多くのお店がふぐの肝を提供していた時期があったようです。
あったようだという事は最近では提供されておりませんので、ネットの情報を見て大分に行けばふぐの肝が食べられると思い出かけても現在は提供されていないので、笑いものになりますので気を付けてくださいね。
そもそも食べて良い部分ではないので、基本的に興味があっても提供してもらえず食べられない部位とされていますので、現在はおそらくどこに行っても食べる事は出来ないでしょう。
□大分県でも食べないように呼び掛けている
ネット上でふぐの肝が食べる事ができると噂されている大分県ですが、大分県としてもそのような危険な事はしないようにと注意を呼び掛けています。
そのため、まず大分県でふぐの肝を提供してもらえるという事は、現在は無いといえるでしょう。
2015年頃まではふぐの肝を提供していたお店もあったようですが、やはりふぐの毒による死者や重篤患者が全国的にも年間に数人出ていますので、そのような事態から安全だとされていたとしても提供はしないとの方向へ移行したようです。
□養殖のふぐだから大丈夫？
大分で提供されていたふぐの肝は養殖ふぐの肝だったようです。
養殖のふぐであれば理論的には餌の管理などを行うとふぐは無毒な魚へとなると言われています。
これはふぐそのものが毒を作り出すわけではなく、外部からの摂取によって体内に取り入れているため、毒を与えなければ無毒になると考えられているのです。
そのため養殖のふぐで餌の管理を行ったふぐの肝は食べても大丈夫という事で提供したようですが、この試みは九州の別の県である佐賀県でも行われています。
ふぐの肝を使って観光を盛り上げようという物の様ですが、県の第三者委員会はOKを出したようですが、国がOKを出さないために実行できなくなっている様です。
確かに県としては観光資源として利用し地域の賑わいになればと考えてのでしょうが、国としては、そのような危険な事を容認できないと思ったのでしょう。
というのも、養殖のふぐだとわかっている人は良いかもしれませんが、ふぐの肝を食べたといいう考えで終わっている人は、どこかで釣り上げたふぐの肝を食べてしまうかもしれません。
それにより死者が出てしまうと、ふぐの肝を容認した国にも責任が掛かるはずですし、もし仮に養殖のふぐだから大丈夫なのだと説明したとして、天然のふぐを食べる人が出なくても、提供されるふぐの肝は全数毒のチェックが必要になる為、現実的に無理があると言われています。
100％の安全ではないふぐの肝を食べるという行為は、本当に危険と隣り合わせであり一歩間違えると命を落としてしまう事もあり得るのだという事をしっかりと覚えておきましょう。
因みにふぐの肝の味は、カワハギの肝の味に似ているそうなので、どうしてもふぐの肝を食べてみたいと言う人はまずカワハギの肝を食べて、肝がどれほど美味しい物なのかと言う事を知ることから始めてください。
個人的には美味しいですが、肝を食べるために命を懸けるほどの美味しさはない！と言えると思いますよ。
