下関のふぐ通販道中
下関のふぐ通販道中
下関のふぐ通販道中 下関のふぐ通販道中

絶対に食べてはいけない肝と卵巣

calendar

reload

絶対に食べてはいけない肝と卵巣

日本で、毒を持つ高級魚というと焼く8割の方がふぐと答えるのではないでしょうか。

この宇久の毒はテトロドトキシンという猛毒である事から、素人の調理によって食す事は危険だとされています。

その為、料亭やお店で提供されているふぐは必ずふぐ調理師免許を持っている料理人の方もしくは、その方たちの監視下で調理されて提供されています。

しかし中には、そんな危険な魚だと知っていながらも自分で捌いて食べてしまうという方が後を絶ちません。

その為過去には、死亡した人も多く、2018年の5月にも熊本県で、自分で捌いたふぐを食べて病院へ緊急搬送をされた方の事を報道していました。

そんな危険なふぐですが、確かにふぐ調理師が捌いて提供してくれたものであれば安全なのですが、その場合でも基本的に絶対に食べてはいけないという部分があります。

その分が肝と卵巣です。

中には肝を無理やり提供させるという方もいますが、お店からすると大変に迷惑な行為ですし、かなり危険ですので絶対にしてはいけないのです。

今回はそんなふぐの部位で絶対に食べてはならない肝と卵巣についてご紹介します。

ふぐの肝には大量のテトロドトキシンが含まれるとして、食す事ができない部分としても有名ですよね。

この肝に多くのテトロドトキシンが含まれる理由としては、ふぐが自分で毒を作っていないという事が挙げられるでしょう。

ふぐは基本的には、食べたエサの中にある毒を体内にため込んでいくのですが、これは人間も同じなのですが、食べた栄養素は肝臓に蓄えられますよね。

ふぐの場合も肝に蓄えられて全身にいきわたる為、肝(肝臓)にはテトロドトキシンが多くむくまれていて猛毒になっているのです。

肝は美味いらしい

ふぐだけでなくても、肝は美味しいですよね。

例えばカワハギの肝やアオリイカの肝なんかは最高のお酒のお供になりますし、魚ではないですがフォアグラもガチョウの肝臓ですから、本当に肝臓は美味しいようです。

ふぐの肝も例外ではなく、美味しいのは美味しいらしいですが、毒が強すぎる為に食べることができないのです。

だって美味しい物を食べたが故に死んでしまったなんて死んでも、死にきれないですよね。

ですからふぐの肝を命がけで食べるなんて事はしてはいけないのです。

もしすると近い将来食べられるようになるかも

まだまだ可能性であり、可能性は0に近いくらい低いのですが、近い将来ふぐの肝を安全に食べる事ができる様になるかもしれません。

これは大分県が行っているふぐの養殖事業によって無毒のふぐが作られている為であり、今まで数度養殖ふぐの肝の提供をできるようにする事を求める階段などが開かれましたが、管理が不十分として、今のところはまだ食べられない物になっています。

卵巣

ふぐの卵巣にも肝と同様か、それ以上のテトロドトキシンが含まれているようです。

その為、基本的に卵巣も猛毒部位として食すことができません。

ちなみに、ふぐには数百匹もしくは数千匹に一匹くらいの低い割合で、奇形の物が居る為、卵巣と白子(精巣)の両方を持っている個体が居る為、体内に白子も卵巣もありこの両方の組織が繋がっている為、どこからが卵巣で白子なのかわかり難いようす。

その為素人の調理や未熟な方の調理の場合には、卵巣の部分まで食べてしまう可能性もあり、基本的には食べない様になっています。

しかし素人の方はそのような事素ら分かりませんので、おそらくでかい白子だと思いながら、卵巣も一緒に食べてしまう可能性もあるかもしれませんね。

卵巣にテトロドトキシンが多く含まれてしまう理由としては、より多くの栄養を送る過程で一緒にテトロドトキシンも送られてしまうからなのでしょう。

卵巣を食べる地域もある

東北のほうに行くとふぐの卵巣を食べるという地域があります。

それが石川県の一部の地域や新潟県の一部の地域なのですが、この地域ではふぐの卵巣を2年以上もの間糠漬けにして毒素を抜いているのだそうです。

何故糠に浸ける事でテトロドトキシンが抜けてしまうのかという事は、解明されていませんが、食べる方法としては卵巣の糠漬けという方法によって確立されています。

しかしやはり他の方法でふぐの卵巣を食べる事は危険ですから、煮たり焼いたりしたとしてもテトロドトキシンは分解されないという性質があり、とても危険です。

ですから、糠漬けでは食べられるからと言って、食べる事はしない様にしましょう。

卵巣や肝に関わらず素人調理は危険

ふぐの毒は血液中にも入っています。

その為捌き方が雑だったりすると、毒が実などの通常食べる事ができる部分に移ってしまいます。

そうするととても危険ですが、このミスは基本的に素人調理によって起こるものですから、卵巣や肝に関わらず素人が調理をして食べるという事が危険だという事がお分かりいただけるのではないでしょうか。

もしもどうしてもふぐが食べたい場合には、取り寄せなどを利用すると、通常より安く食べることができますので、おすすめです。

この記事をシェアする

関連記事

ふぐの相場はどれくらい?
今は冬の味昔は夏の味
夏のふぐは危険?
ふぐは日本で古くから食べられてきた魚です。
食通にふぐを進められたら要注意
スーパーに並んでいるてっさはオススメしない

folder ふぐについて

ふぐ嫌いなあの俳人
フグの毒で痛み止め?
日本人はなぜふぐが好き?
more...

folder みちなかニュース

ふぐに魅了された日本人
ふぐの有毒部位は口に含むとわかる?
危険だから美味しいではなく安全だから美味しい?
more...

folder 過去の記事

天然トラフグ刺身 四人前
天然トラフグ四人前

No Image

more...
ӂVR4lOtR[X
Ƃӂg