ふぐって高級魚で調理済みの物であれば結構な金額のため、なかなか手が出ないという人も少なくはないでしょう。
確かにふぐは日本食の中では結構高額の商品であり、ふぐその物の金額も高くなっています。
そのためふぐの料理の金額は基本的に高くなっており、お世辞にも安い食べ物だとはいいがたくなっています。
その為現代においても、日本は素人調理でふぐを食べて居る人たちが多く存在しています。
ふぐを自分で捌いて食べるンもは危険ですが、自分の命が危険に晒されるだけですので自己責任の範囲になりますので問題がないというと語弊がありますが、法令上問題はないでしょう。
しかしこれが提供となると少々問題が発生するという事を皆さんは御存じでしょうか。
そもそも毒のある魚を資格のない人が提供する目的で捌くと、罪になりますし食べた人が亡くなってしまうと殺人罪として立件されてしまう事もあるほどです。
しかしこの刑に罰金があったとすればどうでしょうか。
禁固なら何とかなりそうと思っていた人も数百万円の罰金と言われると少々物怖じしてしまうのではないでしょうか。
今回はそんなふぐの提供に関する罰金についてご紹介します。
□ふぐの提供は300万円?
日本には食品衛生法という、食品に関する非常に厳しい法律が存在します。
これは国内の食の安全を守るために、定められている法律であり食品業界を守る物ではなくあくまでも消費者側を守る事が目的とされています。
通常食品衛生法というと、法人や飲食店などが遵守する法律だと思ってしまいがちですが、実は個人にも適用される法律なのです。
例えばふぐを個人で捌いて提供した場合には、勿論この食品衛生法の適用の範囲内になってしまうため注意が必要です。
普通に宴会などで、自分で料理を提供しても問題にはなりにくいですよね。
ですがふぐだとどうでしょうか?
もしかすると死人が出てしまうなんて最悪の状態になりかねませんよね。
そんなふぐの提供がばれてしまった時に個人の場合には300万円の罰金が待っているのですが、基本的には有毒部位の提供や販売ですので、お金がかかると間違いなく摘発の対象になってしまうでしょう。
お金がかからなくても、一緒に食べた人が搬送されたりすると調理した人は間違いなく警察署のお世話になることでしょう。
因みに罰金払えない人も居るでしょうから勿論禁固刑もあり、禁固刑の方は3年以下となっています。
因みに罰金の場合通常飲酒運転などだと、100万円以下となっており100万円がアッパーになっていますので、30万円の罰金もあり得ますが、ふぐの提供の場合には300万円と断言されていますので、安くなることはありませんので提供する場合には覚悟して提供をするようにしてくださいね。
しないに越したことはありませんが。
しかしこれはあくまで個人の話であり、法人の場合には少々違うようです。
□法人の場合の罰金
今度の感謝際では、社長が釣り上げたとらふぐをお客に提供しよう!なんてそんな企業は無いとは思いますが、中には有毒部位を裏メニューとして提供しているお店も多いようです。
そんな事が明るみになり摘発された場合の罰金の金額は個人の金額の比ではありません。
勿論3年以下の懲役は同じなのですが、1億円以下の罰金となっているのです。
さすがに1億円という大金は固定の金額ではないようですが、それでも億と言われると何となく抑止力にはなりそうですよね。
しかし前述したように裏メニューとして提供しているお店があるなど、1億円以下ではやや抑止力にならないのかもしれません。
100万円でも1億円以下なのですから、1億円が請求されるなんて稀なことだと考えている社長もいるのかもしれませんね。
どうせ色の安全を守るのならば、1億円の罰金と固定しておいた方がよさそうですね。
□ふぐを食べに行った際に裏メニューと聞いたら要注意
ふぐを料亭などに食べに行った際に裏メニューという声を聴いたらまず警戒をしてください。
おそらく99%の確率でその裏メニューは有毒部位だといえるでしょう。
だって普通に食べる事ができる部位であれば裏にする必要はありませんから。
ですからもしも裏メニューでこういうのがあるのだけど、食べない?と誘われても絶対に食べないようにしておきましょう。
後で付き合いが悪いと言う人も居るかもしれませんが、食べた人が次の日に顔を合わせる可能性は非常に低いと案が得られますので、次に顔を合わせた時に思いっきり笑ってあげましょう。
このようにふぐの有毒部の提供は国が全面的に、厳しく取り締まっています。
ですから私たちも安全なふぐを食べる義務があると言えるでしょう。
一番はふぐを自分で調理をしない事、違反しているとわかっていて食べない事ではないでしょうか。
中にはドキドキ感や痺れるピリピリ感があるからふぐは美味しいのだという人がいますが、普通に安心して食べるふぐこそ本当に美味しいいふぐだと言えるのではないでしょうか。