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ふぐの肝は命を懸けて食べる意味のある部分?

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ふぐの肝は命を懸けて食べる意味のある部分?

ふぐと聞いて皆さんはどのようなイメージをされるでしょうか。

美味しい高級な食材とイメージする人も居れば、テトロドトキシンを体内に多く保有している危険な魚だとイメージする人も勿論いるのではないでしょうか。

そんなふぐですが危険だと知りつつも、日本では古くから食べられていた魚で、日本では多くの美食家をうならせてきました。

日本におけるふぐ食の始まりは縄文時代とされており、貝塚からもふぐの骨が出土しています。

そんなふぐの部位で危険で食べられないとされている肝、所謂肝臓の部分なのですがこの肝を食べて亡くなった人が日本では多く存在しているのです。

確かに多くの魚の肝は濃厚で珍味とされている事が多く、魚の肝を好きだという人も沢山います。

また食べてはいけないといわれると食べたくなってしまうのが人の嵯峨という物であり、興味をそそられるのかもしれません。

ですが亡くなっている人が多いふぐの肝を、命を懸けてまで食べる意味とはあるのでしょうか。

今回はそんなふぐの肝は食べる価値のある部分なのかと言うことについてご紹介します。

ふぐは食いたし命は惜しし

ふぐの肝を食べて亡くなった有名人は非常に多く、その中でも歌舞伎役者で人間国宝とされていた坂東三津五郎が有名です。

よくふぐ肝で死んだ有名人と言えば坂東三津五郎と言われるほど、ふぐの肝を食べて死んだ有名人として代表格の様に扱われています。

そんな坂東三津五郎は楽屋でふぐの肝を4人前も食べて亡くなったのですが、楽屋に呼ばれていた板前が渋ったのを無理やり提供させて食べたといわれています。

実はこの事件でふぐ料理を提供していた調理師は有罪判決を受けていますし、調理師側からすると本当に迷惑な話以外の何物でもないですよね。

確かに坂東三津五郎は、ふぐの肝を食べてみたかったのでしょうが、まさかそれで自分が死んでしまうとは思ってもいなかったはずです。

しっかりと考えると、一時の欲求に任せてふぐの肝を食べる事がどれほど危険で無謀な事なのかという事は分かっていたはずなのです。

このようにふぐの肝を食べたいという欲求に任せて、本当に食べてしまうと後々公開をしてしまう可能性が有りますのでしっかりと考えてから食べるようにしましょう。

養殖ふぐの肝が解禁されない理由

天然のふぐの肝には猛毒があるという事は皆さん知っている事でしょう。

特にただ毒が有るのならば良いでしょうが、肝臓は人間でも多くの栄養などを蓄積する部分ですから、ふぐも同じで体外から取り込んだテトロドトキシンが大量に蓄積されていても何もおかしなことではないのです。

その為、ふぐの肝はふぐの部位の中でも猛毒になっている部分とされています。

しかしこれはあくまでも天然のふぐの話で、養殖のふぐではそんな事は心配いらないと思っている方も多いのではないでしょうか。

確かに養殖ふぐの中には、無毒になり得る環境で育てられている物が有り、今のところ無毒だと言われている物もあります。

そんなふぐの肝も現在の時点では食べてはいけない部分とされているのですが、これにはしっかりとした理由があります。

ふぐの肝を使って町おこしをしようとしているのが、佐賀県名のですがこの佐賀県のふぐは出荷時に毒の保有状況の確認がされています。

しかし現段階で全数チェックする事は難しく、出荷した中に有毒のふぐが混ざっている可能性が懸念されているのです。

また養殖ふぐの肝を食べても良いとしてしまった場合に、自分で釣ったふぐを捌いて肝まで食べてしまう人が出てはまたふぐによる被害が増えてしまいますので、ふぐの肝が解禁されないのです。

むしろふぐの肝は全て危険だとしておく方が、安全だという事ですよね。

ふぐの肝は命を懸けてでも食べる価値はあるのか?

ではでは、ふぐの肝は命を懸けて食べる価値はあるのでしょうか。

私は絶対に無い!と言い切れます。

命が有ってこそ美味しい物を食べて喜びを感じる事ができるのです。

ですからいくら美味しいとされていたとしても、命を危険に晒してまで食べたいという欲求を叶える必要はないと言えるのです。

ふぐの肝をわざわざ危険を冒してまで食べなくても、もっと世の中には美味しい食材が沢山有ります。

そのような物を何度でも食べる方が幸せではないでしょうか。

中にはふぐの肝を食べても平気だったという人も居ます。

ですが大丈夫だったのはたまたまであり、何もその人がテトロドトキシンに対して抵抗力があるというわけではありません。

ふぐの毒には実は育った海などによってその強さに、個体差が有ります。

ですから稀に毒素の少ない肝をたまたま食べるという方がいるのですが、それでも危険な事には変わりありませんので、やはりふぐの肝は食べる物ではないと言えるでしょう。

また無理やり提供させた場合には、お店側にも迷惑が掛かるんもですから、絶対にそのような事は良識の或る人であればやってはいけないでしょう。

安全な部分を安心して食べるからこそふぐは美味しいのではないでしょうか。

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