ふぐと言えば高級魚だという事で有名ですよね。
そんなふぐですが、旬の時期には白子が肥大しその白子はふぐの本体よりも値段が跳ね上がる本当に高級食材です。
白子はオスにしかない所謂精巣の部分の事なので、ふぐ本体を購入しても入っていない可能性があるので、本体よりも金額が跳ね上がってしまうという不思議な現象がおこってしまうのかもしれませんねん。
そんなふぐの白子ですが、とろけるような舌ざわりと濃厚な味でファンの多い食材でもあります。
しかし食べた事がない方にとっては、ふぐの白子はそんなに美味しいものなの?どうやって食べるのという方も多いですよね。
ふぐの白子は本当に濃厚で美味しい食材なのですが、食べ方は焼、揚げと多くの食べ方が有りますのでお好みの方法で食べる事が可能です。
そんな白子の食べ方を今回はご紹介します。
□白子は生で!
ふぐの白子を揚げる、焼く勿論美味しい食べる事ができますよね。
しかし焼いたり揚げたりすると白子の本来の風味が変わってしまう為、白子ほんらいの味が楽しめないという方も多いようです。
確かに折角ふぐの白子を食べるのですから、白子の美味しさというものをしっかりと堪能しなければ勿体ないですよね。
一般的に食べられている白子も焼き過ぎると固くなってしまい美味しく無くなってしまうので、実は表面を炙っただけの物が多く、それがまた良いという方も多いようです。
□ふぐの白子を生で食べる際には色々な付けダレを用意しよう
ふぐの白子は濃厚なクリームを食べている様な触感で本当に美味しく、一度食べたらそのあじを忘れられないという方が多いようです。
そんなふぐの白子の味は強力ではないので、付けダレの味によって味が変わります。
イメージがわかないという方は、焼き肉店のタレを想像していただくと良いかもしれませんね。
焼肉も8割は肉よりもタレの美味さで味が決まってしまいますので、ふぐの白子もこれと同じだという事です。
ですので、ふぐの白子を食べる際も数種類の付けダレを用意しておくと自分好みの味が見つかるのではないでしょうか。
勿論なにも付けないというのも、乙な食べ方ですし十分に美味しく食べる事ができますので白子の味だけで食べるのも実はオススメの食べ方の一つだと言えるのです。
□白子の食べ過ぎには注意
とても美味しい高級食材ふぐの白子。
この白子実は食べ過ぎにだけは十分注意していただきたいのです。
勿論毒があるから注意してくださいねなんて事ではないのでご安心頂きたいのですが、ふぐの白子に関わらず白子そのもの自体に注意をして欲しいのです。
ですから、ふぐの白子ではなくイサキやアンコウの肝全てにおいて注意が必要だとお話をしておきたいのです。
なぜ注意が必要なのかと言うと、白子は栄養価が高過ぎるという事なのです。
この栄養価が高過ぎるゆえにプリン体が多く含まれている食材でもあります。
その為過度に食べ過ぎると、何が起こるかと言うと、痛風になってしまいます。
白焼きも、塩焼きも、天ぷらでも、生でも美味しい白子ですが、この白子を食べる際には、過剰に食べ過ぎず適度に食べるという事が大切なのです。
といっても、白子なんてそんなに頻繁に食べる物ではありませんから、一年に一度お腹いっぱいに食べても大丈夫の様な気もしますよね。
お腹いっぱい食べるといっても、高級食材ですからそんなに沢山の白子を食べると通風よりも財布の中身の方が心配になってしまいますので、その点でも食べ過ぎには注意してくださいね。
□生で食べられるのは新鮮な証拠
白子は生で食べる事ができる食材です。
しかし白子は生ものですし、内臓系の食材ですから痛みも早いですよね。
その為生で食べる事ができるのは新鮮な白子だけですので、数日置いた白子は生で食べず湯引きや炙るなど必ず火を通して食べるようにしてください。
ふぐのテトロドトキシンも強力な毒ですから危険なのですが、食中毒を引き起こす大腸菌O-157が作り出すベロ毒はふぐの持っているテトロドトキシンよりも強力な毒ですので、テトロドトキシンを回避してもそのような毒が付着していると危険な目にあってしまいますので注意しましょう。
O-157が作り出すベロ毒は75℃で1分間加熱すると分解されますので最低でも1分間加熱してから食べるようにすると安心して食べる事ができますので、炙って塩で食べると良いでしょう。
もしも1分加熱して固くなりそうな場合には、アルミホイルで蒸すと焼き過ぎにより固くなる事も防ぐことができますので、オススメの調理法になっています。
□白子初心者は加熱して
生で食べる事ができる白子ですが、臭いが気になるという方も中には居るでしょうから、白子を始めて食べるという方は、できれば炙りなどで臭いを和らげて食べてみましょう。
その時に気にならなければきっと生で食べたとしても気にならないでしょうから、生で食べて見てください。
生が美味しいと聞いていたけれど実際はそうでもなかったでは悲しいですからね。
生の白子を食べた事が無いという方は一度試してみてはいかがでしょうか。