ふぐというと高級な魚というイメージがある方も多いかと思いますが、それとは別に毒があって危険な魚だというイメージを持っている方も多いですよね。
日本ではふぐの有毒部分をしっかりと処理をして料理として提供をしていますが、海外ではふぐを提供する事自体を禁止している国もあります。
そんな国の人々からすると、日本人は毒のあるふぐをわざわざ処理して食べるなんてなんてクレイジーなのだと思っている事ではないでしょうか。
しかし最近では海外の人たちも日本に観光でやってきてふぐを食べる事もあるようで、日本食としてのふぐ料理が世界に認められ始めているという本当にうれしい事だと思うのです。
そんなふぐなのですが、昔は処理の方法がしっかりと決まっていなかったため多くの人々がふぐを食べて命を落とした歴史があります。
ですから行ってみればふぐは命を落とした人々が居たから今日本で食べる事ができるほどに安全な食材になったとも言えるでしょう。
しかしふぐの危険性が広く知られている現代においても、年間に30件ほどはふぐ毒中毒によって搬送される人がいます。
その多くが自分で調理をしてふぐの毒にあたってしまうという人たちなのですが、危険と知りながらふぐを自分で捌くなんて事をよくやるなと思います。
そんなふぐによるふぐ毒中毒で命を落とす人も稀にいるのですが、ふぐ毒中毒では何が原因で命を落としてしまうのでしょうか。
□ふぐ毒中毒による死は100%窒息死
ふぐ毒であるテトロドトキシンによる死因は100%窒息死だと言われています。
ふぐの毒であるテトロドトキシンは神経毒ですから、神経間の通信を阻害してしまい結果筋肉を動かせなくしてしまいます。
そうすると、体のあらゆる筋肉が停止してしまいますので勿論呼吸ができなくなってしまう訳です。
呼吸よりも筋肉が動かなくなるのなら心停止では?と思う方も多いかもしれませんが、テトロドトキシンはが作用する神経系と筋肉が属している神経系は別のようでテトロドトキシンの影響は心臓へはないと言われています。
その為、痺れから始まり嘔吐、呼吸困難、昏睡、呼吸停止という感じで症状が進行していくのです。
勿論私たち人間は呼吸ができなければ死んでしまいますので、肺の筋肉が動かせなくなってしまうと死んでしまいます。
□呼吸差へ確保しておけばとりあえず助かる可能性も
病院でふぐ毒中毒の場合に実際に行われる治療が、人工呼吸器の装着です。
100%窒息死なのですから無理にでも体内へ酸素を送り続けて、回復を待つという方法が取られます。
昔はふぐ毒中毒者は砂浜に埋めて毒抜きをしていたという民間療法もあるのですが、これも横隔膜の圧迫により呼吸を確保できる方法のようなのです。
ですが言ってみるとふぐ毒中毒に対する治療という物は、基本的に昔とあまり変わっておらず、変わったのは機会による強制的な呼吸の確保なのか、圧迫による強制的な確保なのかの違いなのです。
そう考えるとふぐの毒に対する危険性は解明された物の、毒に対しての研究が遅いと感じる方も少なく無いですよね。
ですがふぐ毒であるテトロドトキシンは非常に複雑な作りをしている毒である為、まだまだ分からない事が沢山ある毒だと言われているのです。
治療法が確立されていないのも、解毒剤が無いのもテトロドトキシンの研究が進んでいない事に関係しているのです。
□ふぐを食べるならば素人調理はしてはダメ
ふぐを食べたいという気持ちは良く分かりますし、私もふぐは大好きです。
しかしだからといって自分が危険な目にあってしまう様な食べ方はしてはいけないと言えるでしょう。
ふぐを捌くには長い修行の日々と腕が必要なのですから、素人の私たちが動画や情報を頼りにふぐを捌くのは非常に危険なのです。
ふぐはふぐ調理師免許を持っていなければ基本は提供も処理もしてはいけません。
しかし自分で食べる分に関しては規制がされていない為、自分で捌いて食べてしまう人がいるのは確かな事なのかもしれません。
しかし規制されていなくても、身の周りの大切な人が心配をする事や悲しませてしまう可能性がある事を考えると絶対に素人調理でふぐを食べる事はできないのではないかなと思うのです。
□ふぐを食べたいでも食べに行く時間も買いに行く時間もない時には
ふぐを食べたいけれど時間がないという方もいらっしゃいますよね。
時間が無くても簡単に自宅でふぐを食べる事ができる方法があるのです。
それが取り寄せなのですが、取り寄せを利用するとスマホでも簡単に注文する事ができますし、自宅にそのまま届きますので特に忙しいという方におすすめです。
また子供が小さいから料亭やふぐを提供するようなお店に行き辛いという方もいらっしゃいますよね。
そんな時も取り寄せならば、自宅でゆっくりと食べる事ができますのでおすすめです。
食べたいという欲求に負けて自分で調理するよりも、スマホでぽちっとするだけで安心して食べる事ができる取り寄せを試してみてはいかがでしょうか。