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絶品ふぐの白子

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絶品ふぐの白子

絶品ふぐの白子

青酸カリの数百倍の強さを持つテトロドトキシン。

そんな猛毒を保有しているとらふぐですが、昔からその淡白でしっかりした歯ごたえの為に、多くの美食家を唸らせてきました。

そんなとらふぐですが、保有している毒故に内臓はほとんど食べる事ができません。

しかし、とらふぐの内臓の中で唯一食べる事ができるのが白子です。

今回はこのとらふぐの白子についてご紹介いたします。

白子とは

白子とは内臓の一種で、外見としては白く柔らかいのが特徴です。

そんな白子ですが、精巣の事なのです。

精巣ですから雄にしかなく、この白子と間違えてしまいやすいのが卵巣ですね。

ふぐの卵巣は特に毒素が強く、素人の調理によって卵巣を食べてしまいふぐ毒に当たってしまう人が後を絶ちません。

中には、卵巣と精巣を両方持つ個体もいますので、絶対に素人の方は捌かないよにしましょう。

白子は高級品

ふぐの白子は産卵期前になると、大きく肥大していきます。

ふぐの白子は一匹のふぐの中に限られた量しかありませんので、高級食材として扱われています。

そのふぐの白子の中でも、とらふぐの白子が一番の高級品でしょう。

とらふぐの白子が高級食材というのは知っているとい言う方もいらっしゃいますかと思います。

しかし、その白子の中でも産卵期前の肥大しきった白子はふぐ本体よりも時期によっては、白子本体よりも高値で取引されているのです。

そんなふぐの白子ですがなぜこんなにも、人々を引き付ける事ができるのでしょう。

クリーミーな白子

とても高級で、時期によっては超が付くほどの高級品になってしまうとらふぐの白子ですが、多くの美食家たちを唸らせてきました。

そして今も沢山の方々の心を鷲掴みにしているのですが、それはやはり白子特有のクリーミーな味わいのせいなのかもしれません。

白子は濃厚な味わいの中にも繊細さがあり、クリーミーさも兼ね備えた最高の食材で省。

その美しい白さ故に「白いダイヤ」の称号を持っているほどです。

似て異なる二つの白子

最近では、とらふぐの養殖が盛んにされるようになりました。

その為養殖のとらふぐが多く流通するようになると、それと同時に養殖のとらふぐの白子も流通するようになりました。

天然ものに比べると、手ごろな値段で手に入る養殖とらふぐの白子ですが、外観上は天然ものと変わらず、ほとんど見分けがつきません。

そんな中、白子を素焼きにしてみると、二つの白子の違いが見えてきます。

養殖の方は指でつまむと、弾力が無く柔いのです。

それに比べて天然もののとらふぐの白子は、弾力があり張りがあります。

更に完全に冷めた白子を比べてみると、天然のとらふぐの白子と養殖のとらふぐンの白子では、白子のハリが違います、食べ比べてみるともっとわかりやすいかもしれませんね。

このように白子でも養殖と天然もので違いがありますが、食感を気にしなければ味はあまり違わないかと私は思います。

特に、養殖物と天然物の白子の弾力が違うと言っても、それ単体ではよほど食べ慣れていないと違いが判らないかと思います。

しかし、旬のとらふぐの白子は先ほどもお話したように、白いダイヤモンドの異名を持っている高級食材です。

その値段は、本鮪の大トロを取る事の出来る腹上(はらかみ)より高いようです。

そんな高級な白子を食べ慣れるなんてちょっと無理ですよね。

そんなに高いのなら自分で釣り上げて、白子を取り出して食した方が良いなという声が聞こえてきそうです。

しかし冒頭でもお話したように、ふぐにはテトロドトキシンという火曜日の某サスペンス番組で良く聞く青酸カリよりも強い毒性を持っています。

そんな猛毒の宝箱から素人が無傷で白子を取り出すのは不可能でしょう。

血液にも猛毒が含まれていますので、ちょっと失敗しようものなら白子にも毒が移ってしまい生命の危機を招く恐れまでありますので、絶対にやめてください。

ではそんなに高価な白子をどのようにして食すかというと、白子が高騰するのは、産卵前の肥大した時期ですので、それ以外の時期でなら若干安く手に入れる事ができると思います。

また、天然物はたかいですが、養殖物は安定して出荷できる為、天然ものに比べると、値段もそこそこリーズナブルに手に入りますよ。

天然物を食べ慣れるのも見分けるコツかもしれませんが、養殖物に慣れておくと天然ものを食べた時にわかりますし、天然物に慣れて養殖物を食べガッカリするよりは、養殖物に慣れておき天然物で感動をした方がお得かもしれませんよね。

白子の食べ方

やはり白子を美味しく食べる方法として一番白子の風味を味わえるのは焼ではないでしょうか。

材料も、白子と塩、すだちのみで作る事ができます。

作り方としては、白子の筋を取り、金串などで血線を刺します。

ここで大切なのはこまめに沢山さすという事です。

次に水を張ったボウルに白子を入れ、血を抜きます。

血をしっかりと抜かないと危険です。

血を抜いたら、布巾で水分を取り、塩をまぶして焼きましょう。

食べる前にすだちを絞ったら完成です。

簡単で美味しいので是非試してみてくださいね。

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