ふぐと言うと高級な日本食であり日本の伝統的な食文化ですよね。
そんな高級なふぐ料理ですから以外に多くの著名人が訪れるお店も多いのだとか
そんな中結構多くの有名人がふぐの肝を食べているなんてこともあるようで、その中には食べすぎにより亡くなった人も居るほどです。
特に有名人の中には自分が食通だとか美食家だとかと勘違いをしている方も多く、提供を拒んだらよろしくない噂を流されてしまうのではないか？と思って渋々提供してしまうふぐ専門店も少なくはないようです。
確かに有名人がここの噂を流すよ？なんていわなくても、その方が使ってくれなくなると少し話題になってしまうなんてこともあるほどですので、やはり、有名人の影響力を恐れてしまっている専門店も少なくはないでしょう。
そんなふぐの肝を食べたと言われている有名人を少しだけご紹介します。
□東国原英雄
2011年12月に銀座のふぐ専門店「ふぐ福治」にて肝ポン酢の提供を受けて、同伴していた知人の女性が、帰宅が救急車で運ばれるという事がありました。
後日東国原英雄氏はブログにて、可食専用のふぐ肝だったと言っていました。
これは宮崎や大分ではふぐの肝が可食用とされて提供されることがあるからだと言っていたようですが、宮崎県の食品衛生課ではそのような事はなく提供をしていると条例違反となると説明をしているようです。
又お店側に進められてふぐの肝ポン酢を食べるようになったという言葉とは裏腹に、当時「ふぐの毒でぴりぴり痺れながら酒を飲むのが通」なのだと話していたようで、可食用の肝ではなくしっかりと毒が入っているふぐ肝だったという事はおそらく知っていたのではないでしょうか。
さらに、知事をしていた方ですから、ふぐの肝は危険だから提供はしてはいけないと知っていたはずです。
にも拘わらず、裏メニューの肝ポン酢を注文するというのは、ふぐの肝の魔力によほど魅了されていたのではないでしょうか。
店側は東国原英雄氏の事は隠していたようですが、ブログに弁解をしたことから世に東国原英雄氏がふぐ肝を食べたという事が知れ渡ってしまったようです。
□坂東三津五郎
ふぐ肝と言うと多くの方が口にするであろう「坂東三津五郎」。
歌舞伎役者の坂東三津五郎は楽屋にふぐ調理師を呼び、幕間の間にふぐを食べて居たそうです。
その時にふぐ調理師にふぐ肝を出してくれと懇願したそうで、勿論ふぐ調理師は拒否をしたのですが、よくない噂を流すと言われてしまい渋々提供をしてしまいます。
一つ目のふぐ肝を食べきった三津五郎はもう一つもう一つと、結局3人分のふぐの肝を食べてしまうのです。
勿論猛毒のふぐ肝を食べたのですから、それはそれは大変な状況になってしまうのですが、結局三津五郎は助からずなくなってしまいました。
可哀相なのは懇願されてふぐの肝を提供した調理師です。
三津五郎に脅されて提供したため、カッとなったため処理を怠ったのではないかなどの取り調べを受け、結局殺人の容疑で逮捕されてしまうのです。
調理師からするとたまったものではないですが、懇願されても提供はしてはいけないとなっていますので、やはり提供はするべきではなかったのではないでしょうか。
□ふぐの毒には解毒剤が無い
ふぐの毒であるテトロドトキシンは研究はされていますが、複雑な毒であるためまだまだ分からないことが多く、解毒剤すら作られていません。
そのため病院に行っても延命に近い処置が多く、呼吸を確保する事が主になります。
そのためふぐの毒にあたってしまった場合には本人の運が一番になります。
運で助かるか助からないかが決まる為、病院へ搬送されても助からない人も多く毎年数人の人が命を落としているのが現状なのです。
ですから絶対にふぐの肝を食べてはいけないと言えますし、ふぐの調理を素人がやってはいけないと言えるでしょう。
中にはどうしてもふぐが安く食べたいという人も居ますので釣りに行き持ち帰るという人も居る事でしょう。
しかしふぐを自分で食べる分には自己責任ですが、他人に提供すると罪に問われることもありますので、十分に注意が必要なのです。
□ふぐは安全に食べるからこそ美味しい
ふぐの毒で痺れるのが通なんて意味が分かりませんよね。
だって当たったら死ぬかもしれないんですよ？そんなの怖くてふぐの味を味わうどころの話ではないはずです。
安全なふぐだからこそじっくりとふぐの味に舌鼓を打てるのであって、美味しく食べる事ができるのです。
自称食通だと思っている人はおそらく普通にピクニックで食べるおにぎりよりも、命綱なしで100m上空に釣られた綱の上で食べるおにぎりの方が美味しいのかもしれませんねん。
しかし皆さんには安全なふぐを楽しんでいただきたいので、やはりふぐ調理師が調理したふぐを購入していただく事をオススメします。
中でもお取り寄せであれば美味しく安産なふぐを簡単に手に入れる事ができるのでオススメです。
