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ふぐの真子とは?

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ふぐの真子とは?

ふぐと言うと猛毒のテトロドトキシンを体内に蓄積している事から、多くの人から危険な魚だと思われている魚ですよね。

またテトロドトキシンを体内に蓄積している危険性から、ふぐは食べなくても良いと思っている人も多いのではないでしょうか。

そんなふぐの最も危険とされている部位と言うと、やはり肝臓(肝)ですよね。

ふぐの肝臓を食べて、これまで多くの人が亡くなっていますのでそれを考えると、ふぐの肝臓がいかに危険で食べてはいけない部分なのかという事が分かるのではないでしょうか。

しかし日本には昔は肝を食べる食文化もあったようで、現在は食べませんが昔は肝臓に毒を蓄積している量が少ないふぐの物を食べていたとも言われています。

しかし本当にそんなことができるの?と言う気もしますが、できたとしたらなぜ現代人はそれができなくなってしまったのでしょうか。

そんな中肝臓と同様に危険な部分と言われているのが卵巣ですよね。

この卵巣は食べたらとても危険と言われており、絶対に食べない様にしなければならない部分です。

東北には糠漬にして毒抜きをして食べるという食文化があるようですが、普段は食べません。

そんなふぐの部分でマコと呼ばれる部分がある事をご存知でしょうか?

マコとはどの部分なのか、なぜ食べてはいけないのか?今回はマコについてご紹介します。

ふぐのマコとはどの部分?

ふぐの内臓を見ていても、マコと言われる部分がどこかわからないという方も多いのではないでしょうか。

それは仕方ないと言えば仕方ないと言えば仕方の無い事で、魚の内臓にはそれぞれ本来の呼び方とは違う呼び方をされたりする物が有りますよね。

例えば白子ですが、これは魚の精巣の事です。

哺乳類で言えば睾丸の部分を指しています。

肝臓は肝と言いますので、こちらも本来の呼び名とは違うと言えるでしょう。

ではマコとは何の事でしょうか。

基本的にマコとは食用とされている魚介類の卵巣の事を言います。

感じで書くと真子です。

ふぐのマコって卵巣の事で、白子に対して使われる言葉のようです。

という事は、ふぐのマコは卵巣の事ですから、猛毒という事になりますよね。

今までふぐを料亭で食べていてもマコを食べた事が無いという方は、マコが卵巣だから食べていなかっただけではないでしょうか。

しかし日本にはこのマコを食べる地方が存在している事をご存知でしょうか。

ふぐのマコ(卵巣)を食べる地方

猛毒で知られるふぐのマコ(卵巣)をわざわざ徐毒して食べている地方とは、石川県や新潟県の佐渡地方、福井県の高浜町です。

この地方では卵巣を糠漬けにして食べているのです。

これは本当に古くから受け継がれてきた伝統の食品であり、しかしなぜ毒が無くなるのかという事は解明されていません。

おそらくふぐの卵巣を糠につけたら毒が無くなるという様な感じでつけたわけでは無く、何かの副産物として誕生した物ではないかと言われています。

おそらく昔は卵巣を糠につけて虫が来ない様にしたのではないでしょうか。

それをたまたま食べた人が大丈夫だった事から、糠につける事が始まったのかもしれませんね。

そんな卵巣の糠漬けですが、最近は作った人の勘や経験に頼るのではなく、しっかりとマウスで試験をされて安全な物だけが出荷をされている為、安心して食べる事ができるのです。

またそのような検査をされて出荷されているのですから、おそらくふぐの加工品の中では安政はトップクラスであり、もう毒の部分ではあっても安全な食材になっているという事はお伝えするまでもありませんよね。

見た目はタラコなどに似ているので、一見ふぐの卵巣だとは気づかないという方もいるくらいですので、もしかしたら気づいていないだけで食べている方もいるのではないでしょか。

ふぐの白子との見分け方

糠漬けにして2年以上置くと毒が抜ける卵巣なのですが、捌いたばかりの物をそのまま食べると勿論命に係わるほど危険な食材です。

しかしなぜか卵巣を食べてしまうという人も多く、救急車で運ばれてしまう人が後を絶ちません。

このような人は基本的に自分で捌き、自分で食べた人がほとんどなのですが、簡単に言うと白子と真子を間違えただけの話です。

オスには白子、メスには真子が入っていますが色が全く違いますから間違えようが無いはずなのですが、単体で見てしまうと経験のない素人は間違えてしまうようです。

白子は真っ白に近い色で、真子は少し黄色いというのはふぐ調理師の中では常識のようですから、やはり素人は触ってはいけない危険な食材だと言えるでしょう。

またふぐの卵巣の糠漬けも、どんな人でも作る事ができるわけでは無く、ふぐ調理師免許をしっかりと持っている人しか作って販売をする事はできないとなっています。

ですからやはりいくら糠漬けにしたら安全と言っても、危険な部分である事には間違いありませんので、資格無い私たちは大人しく提供される真子を安全に食べるようにしておきましょう。

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