ふぐの白子で高血圧予防
皆さんの血圧は正常ですか?
日本人は高血圧を発症するリスクが多いようですよ。
私は最近太ってきたなぁと思っているのですが、血圧はまだまだ正常です。
高血圧になってしまうと、毎日毎日沢山の薬を飲まなくてはいけませんので大変です。
先日献血ルームに行ったのですが、やはり太ってくると徐々に血圧も上昇してくるようです。
私の曾祖母も高血圧で苦労していたので、高血圧の大変さは良く分かっているつもりです。
そんな高血圧の方におすすめしたいのが、ふぐの白子なのですが、白子というと、なかなかにカロリーが高いイメージがありますよね。
しかし実は、卵を食べるよりもカロリーは低く、白子の豊富な栄養成分のおかげで、高血圧の予防もできる可能性があるのです。
今日はそんな白子、特にとらふぐの白子と高血圧予防の観点からお話いたします。
■高血圧になる要因
なってしまうと大変な高血圧ですが、そのメカニズムとはどのような物なのでしょか。
色々原因はあるようなのですが、一番の原因は食生活の乱れの様です。
というのも、現代人の食事は、レトルトなど加工品が多く塩分が過剰に含まれています。
その為現代人は塩分の過剰摂取により発症のリスクが高まっているようです。
また、現代の生活習慣病の要因の1つ肥満も高血圧の大きな要因の1つです。
肥満によって大きくなった体の隅々まで血液を送るには、心臓から送り出す圧力を挙げる必要がありますので、血圧が上昇してしまいます。
他にも要因は挙げられますが、今回の趣旨からは外れてしまいますので、今回は省いておきます。
■血圧が上昇すると
高血圧になってしまうと、心臓のみならず血管への影響も心配ですよね。
高圧が血管に掛かっているといつかは血管も破れてしまいますので、動脈破裂などの命を危険にさらす疾患に繋がってしまいます。
そうならない為にも、予防が必要なのですが、塩分を控えめにしても、カロリーの取りすぎなどで肥満になってしまっては意味がありませんよね。
そこで、登場するのがふぐの白子です。
白子は、ふぐの身に比べると、やや高カロリーですが、鶏の卵に比べると低カロリーです。
そんな白子には多くの栄養分が詰まっている為、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
肥満になると高血圧になると言いましたが、肥満の原因の一つに偏った食事とあります。
これは偏った食事により、体内のビタミンやミネラル等の栄養成分が偏ってしまい、取り入れた栄養が正常に消費されなくなってしまう事なのです。
そんな偏った食事をやめて、満遍なく栄養素を取り入れるのは大変ですよね。
そんな中、ふぐの肝にはビタミンB12やビタミンD等の体を構成する為に必要な栄養素が豊富に含まれている為、多くの栄養を平均して体内へ取り込む事が可能なのです。
■高血圧予防や改善に必要な栄養素
今まで予防の観点で書いてきましたが、改善という事も視野に入れてお話していきます。
高血圧の、予防ができるのですから勿論改善もできるのですから安心していただきたいのですが、ふぐやふぐの白子には疲労回復でお馴染みの成分が含まれています。
その成分というのが、栄養ドリンクで良く耳にする「タウリン」です。
このタウリンですが、実は疲労回復だけではなく、高血圧の予防や改善にも効果のある物なのです。
このタウリンはアミノ酸の一種で生命維持活動には欠かせない成分の1つなのです。
このタウリンですが、肝機能の向上などのほかにも、交感神経の緊張を緩めて血圧を下げる作用があるのです。
交感神経が働いた時に、ノルアドレナリンが分泌されて血管が収縮してしまい血圧が上昇してしまうのですが、このタウリンにはノルアドレナリンの分泌を抑える働きがあり、結果的に血管の収縮を抑え、血圧を正常値に戻す事ができるのです。
しかし、タウリンの効果はこれだけではありません。
肥満になると、血中コレステロールが増えてしまい血液がドロドロになってしまい結果として血圧が上がってしまいます。
これを改善してくれるのも実はタウリンなのです。
タウリンは肝機能を高める作用もあり、胆汁酸の分泌を促してくれます。
胆汁酸によってコレステロールが血が下がり血液がさらさらになるので、結果高血圧の改善ができるのです。
■白子の食べ過ぎには注意
と、ここまで高血圧の予防や改善が期待できるとお話してきましたが、実は白子は、良い事尽くめではありません。
白子は先ほど話したように、ふぐの身に比べるとややカロリーが高いために、食べ過ぎると折角摂取したタウリンが下げてくれたコレステロール値を元に戻してしまう可能性があります。
更には、ビールなどで良く聞くプリン体も多く含んでいる為、過剰に食べ過ぎてしまうと痛風引き起こしてしまいます。
とらふぐの白子はクリーミーで濃厚なので病みつきになるかもしれませんが、適量というのがありますので、体に良いからと過剰に食べ過ぎないようにしましょう。
何事もほどほどが一番ですよ。