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ふぐの肝は食べるな危険?

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ふぐの肝は食べるな危険?

ふぐと言えば言わずと知れた高級魚。

そんなイメージが定着していて、多くの人がふぐを食べにふぐの本場と言われる下関へ毎年足を運んでいます。

そんな多くの人に愛されているふぐですが、見た目の可愛らしさや味わいからは想像もつかないほどの強力な毒を持っています。

この毒テトロドトキシンという物で青酸カリの850倍もの強さの毒だと言われています。

自然界の毒としてもトップ5に入る猛毒で、とても危険な毒なのです。

そんな猛毒を持っているふぐですが、しっかりと毒のある部分を除去して食べると安全の様で、日本では古くから毒の無い部分を食用として食べてきたのです。

日本人がふぐを食べるようになった最大の理由は島国であり、ふぐが日本のいたるところに接岸し、現在も釣り人からエサ取りとして嫌われるほど簡単に餌に食いつき釣れ易い魚だからではないでしょうか。

しかし釣れ易い猛毒の魚ですから、ふぐを自分で捌いて食べた人も多く、ふぐの毒により命を落とした人も多かったようです。

そんな中ふぐの肝を食べてみたいという書き込みや、ふぐの肝はどんな味なのかというような書き込みがあるようで、多くの人がふぐの肝の魅惑に魅了されているようです。

そこで今回はふぐの肝に皆さんが惑わされてしまわないように、ふぐの肝の危険性をお話しします。

ふぐの肝は超猛毒?

ふぐの体内で食べてはいけない場所はというと、基本的に内臓と血だと言われています。

これはテトロドトキシンが血液を通して全体へ運ばれているため、血液には大量のテトロドトキシンが含まれていることになり、内臓にはその血液によって運ばれたテトロドトキシンが肝臓を中心に蓄積されているからです。

また内臓には多くの毛細血管がありますので、蓄積をするような内臓ではない場合にも多くの血液が残ってしまうため危険なのです。

そんなふぐの内臓でも一番危険だと言われているのが肝です。

肝とは上述した危険な部分である内臓の中の肝臓にあたる部分で、肝臓には人間も同じですが様々な栄養が蓄積されている部位でもあります。

そんな肝臓だからこそ、ふぐの肝には多くの栄養素と一緒に大量のテトロドトキシンが蓄積されているのです。

そのため、ふぐの肝はふぐの体内でも最も猛毒な部分とされていますので、絶対に食べてはいけない部分となっています。

過去にも多くの美食家と言われる人々がふぐの肝を食べて命を落としていますので、皆さんは絶対にふぐの肝は食べないようにしましょう。

ふぐの肝を食べたという書き込みは嘘?

ふぐの肝を食べてしまうと猛毒のために命を落としてしまう事があります。

しかしインターネット上にはふぐの肝を食べたという書き込みがありますよね。

なぜふぐの肝を食べたのに死んでいないのか?ふぐの肝を食べたというのは、人々の心を惑わせる嘘なのか?とわからなくなってしまいますよね。

ですがこれは嘘の書き込みではありません。

というのも世の中には運のいい人も居ます。

そんな運の良い人達はふぐの肝を食べても毒にあたらず何事もなかったかの様に生活をしています。

しかし23回とふぐの肝を食べるうちに、必ずその人たちは命を落としてしまうことでしょう。

この人たちは自分にふぐの毒であるテトロドトキシンに対する抵抗力があると勘違いしている事が多いのですが、そんな事はなくただただ運がいいだけなのです。

どういう事かというと、ふぐの毒はふぐの体内で作り出されるわけではないので、体外から毒を摂取する必要があります。

そのため、多くの毒を摂取したふぐと、しなかったふぐとでは毒の強さに個体差が生まれるのです。

この個体差のためふぐの中には体内に全くと言っていいほど毒を持っていないふぐが稀にいるようで、肝を食べてもなんとも無かったという人の多くはこのほぼ無毒に近いふぐの肝を食べた本当に運の良い人々だといえるでしょう。

しかし運が良いのもここまでで、前述したようにこの様な人は運が悪いことにふぐの毒に耐性があるとか、自分は大丈夫だという勘違いを起こしてしまいます。

そのため違う場所でもふぐの肝を食べて結果的にふぐの毒にあたってしまうのです。

ふぐの毒にあたるとどうなるの?

ふぐの毒にあたってしまうと、結果的に息ができなくなってしまいますので、ふぐの毒で亡くなってしまう人の多くが窒息死です。

これは呼吸をするための筋肉までもがふぐの持つテトロドトキシンにより、麻痺させられてしまうからであり、自分の意志ではどうしようもありません。

病院でも、テトロドトキシンに対する解毒剤が無いため、応急処置として胃の洗浄と人工呼吸器による呼吸の手助けという処置が施されます。

そのため助かるかどうかは本人の運次第であり、病院で処置をしてもらっても亡くなってしまうという人も年間に数人ほど存在しています。

そんな生きるか死ぬかの覚悟で食べるふぐの肝は病み付きになるほど美味しいらしいですが、スリルが相まって食べる前から脳がマヒした状態なのかもしれませんね。

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