皆さんは、ふぐは好きですか?
ふぐと聞くとなんだか愛くるしい、ペットとしてのふぐを連想してしまう人も多いかもしれませんね。
しかし日本では本来ふぐは食用として扱われており、ペットとしての需要が増えたのは最近になっての事です。
そんなふぐの中でもとらふぐは王様と言われるふぐであり、サイズも大きく金額も結構いい値段がします。
また産卵期前で肥大した白子はふぐ本体よりも高値で取引されるほどの、高級食材です。
そんなふぐを捌く為に必要な免許が必要なのですが、本当に免許だけで良いのでしょうか。
免許があればだれでも捌けるのであれば、車の免許のようにペーパー調理師みたいな人が捌いたふぐも安全に食べる事ができるでしょうか?
今回はそんなふぐを捌く際に必要な「ふぐ調理師免許」と同時に必要な物についてお話します。
□ふぐ調理師免許の取得には2年間の期間が最低必要
ふぐを捌くうえで絶対に必要なふぐ調理師免許を取得するのは、どのような人でも取れるという物ではありません。
免許と言うと何となく車の免許のように、講習を受け試験に合格できれば直ぐに取得できると勘違いしてしまう人も少なくありませんが、ふぐ調理師免許の取得には最低2年間の実務経験が必要です。
また2年の実務経験がある人が資格を取るための資格を得る事ができるというだけで、基本的に資格を取るためには資格試験に合格する必要があります。
この試験の内容は都道府県によって違いますので、講習を受けるだけの場合もあり筆記試験と実技試験がある場合もあります。
実技試験においては皮引きが一番難しい項目になっており、毒のある部分を処理できるだけではふぐ調理師免許を取得する事は出来ないと言えるでしょう。
またふぐ調理師免許は国家試験ではないため、資格を取得した都道府県でのみ使用できますので、他の都道府県でふぐを捌く際にはその都道府県で新たにふぐ調理師免許を再度取得する必要があります。
中にはふぐ調理師免許が設定されていない都道府県もありますので、県によっては一切ふぐを捌くことができなくなってしまう場所もあるようです。
勿論2年間の実務経験があっても一発でふぐ調理師免許を取得できない人も居ますので、そんなに取得するのが簡単な免許ではないと言えるでしょう。
そんなすごい免許を取得した人ならどんな人が捌いたふぐでも安全だと思う人も多いかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか。
□ふぐ調理師免許を盛った人が捌いたふぐなら完全に大丈夫?
ふぐ調理師免許がものすごく重要で簡単には取得できない資格であるとお話ししたのですが、ふぐ調理師免許を持っている人が捌いたふぐなら100%安心して食べる事ができるでしょうか?
そんな事は無いでしょう。
確かに現役でふぐを毎日もしくは定期的に捌いている人が捌いたふぐであれば、安心して食べる事は可能だと言えます。
しかしふぐ調理師免許を取得して現場から3年離れ、その間数回しかふぐを捌いた事が無いのであれば技術はさび付いているはずですので、素人に知識があるだけだと思っても良いでしょう。
更新は無いの?と思う人も多いでしょうが、基本的に更新についての記述はありませんので、数年に一度更新が必要だという事も基本的に内容です。
だからこそ、ふぐの調理師免許を持っているだけの人が捌いたふぐは危険だと言えるのです。
実は私もカッコに一度知り合いの板さんにふぐ調理師免許を保有している方がいたので、捌いて欲しいと依頼をしたことがあります。
しかし数年間取り扱っていないから今回は見合わせてほしいと言われました。
勿論他の魚は捌いてもらう事もあるので面倒くさいとかではないと思うのですが、単純に何かあってからでは責任が取れないという事でした。
このように本職の方であっても、しばらく捌いていないとちょっと怖いという判断をするほどなのですから、ふぐ調理師免許を持っており他の仕事に転職をしたという人の捌いたふぐはより危険だと言えるでしょう。
というのもそのような人が引き受ける場合必ずどこかに奢りがあります。
そうすると失敗をしても気づかない事が多く、そのせいで危険な目に合うなんてこともありますので、現場をしばらく離れているふぐ調理師免許を持っているひとが捌いたふぐも素人が捌いたふぐ同様に危険だと言えるのです。
□手軽にふぐを食べたいなら
手軽に自宅でふぐを食べたいという人は、身欠きふぐを取り寄せてみてはいかがでしょうか。
身欠きふぐであれば毒は処理してありますので、問題なく食べる事ができますので安心して食べる事も可能です。
取り寄せと言うと少し面倒くさいなと思う人も居るでしょうが、スマートフォンで簡単に注文する事ができますので、休憩時間や帰宅してゆっくりしているときにでも頼んでみてはいかがでしょうか。
取り寄せの注意点は到着まで数日かかるという点ですので、必要になる場合に亜h少し余裕をもって注文をすると良いでしょう。