ふぐと言えば高級魚、淡泊で美味しい魚と言うようなイメージがあるのではないでしょうか。
しかしふぐにはとても強力な毒である、テトロドトキシンが含まれており有毒部位を食べると命を落としてしまう事もあるようです。
しかし日本には強者が沢山いるようで、ネット上ではふぐの肝を食べた事があるという書き込みが多く存在しています。
また中には、ふぐの肝を調理して提供されている写真がアップされているなど、目を疑ってしまう状況が多く存在しています。
そんな状況に海外の人でもない私たちもどうかしてるよ!と言いたくなってしまいます。
因みに海外からはふぐを食べるだけでクレイジーだと言われていた時期もありましたので、そんな人たちからすると、クレイジーな日本人の中によりクレイジーな人が現れたなんて思うのかもしれませんね。
さてネットで検索をしていると、ふぐの肝を食べたという人達の中には九州は大分県で食べたのだと言っている人たちもおり、これは調査が必要だと思ってしまったわけであります。
そこで今回は大分県で食べられているふぐの肝についてご紹介いたします。
□ふぐの肝を食べるって本当?
大分県でふぐの肝を食べるなんて本当なの?と思う方も少なくはないですよね。
しかしながら食べられていたのは本当の様です。
食べられていたと言いましたが、現在は食べられていない様です。
中には闇で提供しているお店もあるかもしれませんが、大分県のホームページでもふぐの肝を食べないように
と呼びかけていたので現在は無いようです。
ふぐの肝が食べられていたのは2015年頃より前のようで、当時ふぐの肝とされて提供されていた物は天然のとらふぐの肝ではなく、養殖のとらふぐの肝だったようです。
養殖のとらふぐと聞いてなるほどと思った人はなかなかのふぐ博士ですね。
というのも天然もののとらふぐの肝は何を食べて居るのかわかりませんので、それはそれは危険極まりない物だと言えるでしょう。
しかし養殖物のとらふぐの中でも、陸上養殖で育ったふぐに関しては、餌の管理が確実にできますので、管理台帳と肝臓の検査を行う事で無毒のふぐとして出荷する事が理論上可能になります。
そのため安全なとらふぐの肝と言う形で提供ができていたのだと言えるでしょう。
ではなぜ肝の提供ができなくなってしまったのかと言う事なのですが、理由としては混乱を呼び犠牲者が増える危険性があるという事です。
どういう事かというと、ふぐの肝を提供する事で、ふぐの肝も実は食べる事ができるのだと消費者が思ったとしましょう。
今度はその消費者がふぐの肝をどこかで入手し食べるという事で、ふぐの毒による犠牲者が増えてしまうのです。
ふぐの肝の提供を取りやめた背景にはそのような危険が潜んでいることが最大の原因だったのではないでしょうか。
というのも、やはり素人調理で食べてしまう人が後を絶ちませんので、ふぐの肝は食べる事ができる物だと勘違いする事もありえるのです。
□ふぐの肝の味とは?
ふぐの肝が美味しいという書き込みも、ふぐを食べたという書き込みと同じくらい見る機会が多いのではないでしょうか。
しかし危険なふぐの肝ですからなかなか食べたいと思う人がいないかな?と思いますが、食べたいという人がかなり多いことに驚きます。
しかしふぐの肝の味はそんなに驚くほどでもない様です。
よくふぐの肝食べましたという書き込みのふぐの肝の味はと言うと、決まってカワハギの肝の様な味だったという物ですよね。
トリュフみたいな味だったなんて言う人も居なければ、牛肉みたいな味だったという人も居ません。
という事は、別にふぐの肝でなくても安全なカワハギの肝を食べておけばいいのではないでしょうか?
もしもメロンの様な味がするというのであればふぐの肝を食べるという事にも何となく魅力を感じるというのもわかりますが、魚の肝を食べて他の魚と変わらないのであれば、他の魚の肝でいいのではないでしょうか。
このようにふぐの肝には危険なテトロドトキシンが含まれているのですから、無理にふぐの肝を食べるのではなく、安全な部分だけ食べてはいかがでしょうか。
おそらく大分県でもそのことに気づき、危険を冒してまで提供する必要がないと感じたからこそ現在はふぐの肝を提供せず、食べないようにと警告しているのではないでしょうか?
□ふぐを食べたいのであればお取り寄せが便利
ふぐを食べたいという場合市場に買いに行くなんてなかなかできませんよね。
そこでオススメなのがお取り寄せという物で、自宅にいながら注文でき後日自宅に届けられるというサービスです。
もしもすぐにふぐが必要でなく、近々ふぐが食べたいなと言う人がいたら、ふぐのお取り寄せを試してみてはいかがでしょうか。
あまりの便利の良さにきっと癖になるはずですよ。
また冷凍で届きますので、必要になる前に購入しておきふぐパーティをするのもありかもしれませんね。